蘭州観光
甘粛省博物館(カンスーシェン・ボーウークアン)
市の西部、蘭州西駅近くにある博物館です。
石器時代から明代の文物を展示していますが、嘉峪関で出土した魏晋時代の壁画墓の復元展示や、武威の雷台の漢墓から出土した「馬踏飛燕」と呼ぶ青銅の馬の像が見所です。
白塔山公園(パイターシャン・ゴンユアン)
市街中心部から黄河をはさんだ北側にそびえる白塔山を中心とした公園です。
頂上に建つ高さ17mの白塔は、チベットからチンギス・ハンのもとへ遣わされた僧がここで病死して、その供養のために建てられたものだといわれます。
現在の塔は明代に改修されたもので、山肌にはいくつもの楼閣が建てられています。
五泉山公園(ウーチュアンシャン・ゴンユアン)
市街の南にそびえる皋蘭山(カオランシャン)北麓にある公園で、文字通り5つの泉があります。
紀元前120年に前漢の武将・霍去病が征西の際に駐留した地です。
明代創建の「崇慶寺」などの建物があります。
炳霊寺石窟(ピンリンスー・シークー)
蘭州の南西100km、黄河北岸の山間にある石窟群です。
かつてのシルクロード南路の黄河渡渉点にあたり、旅の安全祈願で4世紀の西秦代から清代まで1600年にわたって彫られてきたといわれます。
2kmほどの絶壁に180余の石窟が掘られ、約700体の仏像があります。
アクセスは、陸路で黄河を堰き止めた劉家峡ダムへ行き、そこから約1時間船で遡ります。
麦積山石窟(マイジーシャン・シークー)
蘭州の南東300km、天水(ティエンシュイ)市の南東郊にある石窟群です。
高さ150mほどの円錐形の岩山の東西の絶壁一面に194の石窟が掘られ、中央に巨大な三尊像をはじめ、全体で7千体余の仏像があります。
後秦代の384年から清代まで彫られてきたものです。