敦煌旅行
西コースは、蘭州から西へ行き、武威、張掖、酒泉、嘉峪関、敦煌を結ぶ全長1148kmの行程で、沿線には、中国観光のシンボルである銅奔馬が出土した雷台漢墓、漢語と西夏語が対照して記されている珍本“辞典”の西夏碑、世界最の張掖仏と、室内最の涅槃仏である山丹仏寺、裕固族の風情と山丹軍馬牧場、馬蹄寺石窟群の観光区、酒泉の西漢勝利跡地酒泉公園、天下の雄関嘉峪関及び懸壁長城、世界の芸術の宝庫莫高窟、砂漠の奇観鳴砂山と月牙泉、楡林窟などのシルクロードの遺跡、そしてオアシスと氷河の雪峰。更に西へ進めば、トルファン、ウルムチなどへと通じている。
東のコースは、蘭州から東へは、天水、平涼を経て慶陽へ到る、祖先を尋ね、古き文化や古跡を見学し、黄土風情を楽しむと言う旅行コースである。“東方の彫塑芸術陳列館”天水麦積山石窟、伏羲廟、秦安地湾遺跡、“天下の道教の第一の名山”平涼崆峒山、西王母が降臨した地王母宮、南石窟寺、慶陽の北石窟寺、窰洞民居と民間工芸美術、及び農耕文化などが見られる。
南のコース:南のコースは、蘭州から臨夏へ、そこから夏河、合作ヘ行き、チベット族、回族の民族風情と宗教、芸術、草原を観光するものである。“小メッカ”と称される臨夏のイスラム風情やイスラム教寺院である南関清真寺、紅園磚彫芸術、夏河のラブリン寺、貢唐宝塔、桑科草原、則岔石林、黄河第一湾曲部の自然風景が観賞できる。さらに東へ行くと、隴南に達し、万象洞、成県陜西頌、鶏峰山、文県の天池がある。南へ行けば、四川省の黄龍、九寨溝風景区に到る。