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蘭州観光

蘭州は甘粛省の省会、最大の都市で、かつては金城と呼ばれており、古来より交通の要衝として栄え、河西回廊を西へ向かうシルクロードルートと青海方面へ向かうチベット?ルートはここで分岐しています。蘭州の市街地(標高1,510m)は南北を高い山々に囲まれ、その間を黄河が西から東へ流れています。蘭州には黄河では最も上流にかかっている黄河第一橋という鉄橋があり、ちょっとした観光地になっています。

蘭州は総面積が13,085.6平方キロメートルで、総人口が368.84万人(2016年)あります。蘭州は温帯大陸性気候に属し、年平均気温が10.3℃、夏も冬も過ごしやすく、有名な避暑地となっています。年平均日照時間は2446時間あり、年平均降水量が327ミリで、主に6~9月に集中しています。

蘭州の町は黄河に沿い、東西に長く延びています。繁華街は蘭州駅から北へ続く天水路とそれと交差して東西に延びる東崗路で、ホテルやレストランはこのエリアに集中しています。東西の移動は蘭州駅と蘭州西駅を結ぶバス1番を利用すると便利です。市内の見所は、黄河の眺めがすばらしい白塔山公園や、漢の将軍霍去病ゆかりの五泉山公園などあります。また、2006年末にリニューアル?オープンした甘粛省博物館もぜひ訪ねたいところです。他に代表的な観光スポットと言ったら、中山橋、炳霊寺石窟などがあります。

蘭州は甘粛省省都で、中国西北区域の地図上の中心に位置して、西北地域の中心都市です。中国の7の軍区の1つである蘭州軍区の本部、18の鉄道局の1つである蘭州鉄道局の本部もこの都市にあります。市区の南北は山に囲まれ、市内で黄河が東西に走り、帯状盆地の特徴を持っています。蘭州は黄河が市内を通り抜ける唯一の省都都市です。市区は南北の山々が対立し、東西の黄河が市内で通り抜けて、長く曲りくねっています。それにより、蘭州は静かな山と流れる川が依存する独特ですばらしい都市景色を呈しています。

蘭州は古シルクロードの重要な町です。5000年前から人間はここで生活し始めてきました。西漢時代に県政府を設けられ、難攻不落の城」という意味として、「金城」と名付けられました。隋時代初めに蘭州総管府に改められ、「蘭州」と呼ばれ始めました。漢時代から唐、宋時代にかけて、シルクロードの開通につれて、絹織物が出て西に行くと蘭州にはそれまで一度もなかった盛況になりました。蘭州は次第にシルクロードにおいて交通と商業の動脈、西部地域の少数民族との絆を結び付ける重要な都会になり、中国と西方の間の経済、文化交流を促進するために重要な役割を果たしました。昔のシルクロードはこの土地で数多くの名所旧跡の輝かしい文化を残しています。

中国と外国の多くの観光客を集めるにつれて、蘭州は2000キロメートルも跨り、敦煌莫高窟、天水麦積山、張掖大仏寺、永靖炳霊寺、シアホーラブラン寺などの著名な観光スポットに繋がるシルクロードの大旅行区の中心になってきました。新ユーラシア大陸橋の開通、特に西部大開発戦略の実施によって、現代版シルクロードが再構築し、東西協力と交流及び中央アジア西アジア、中東、ヨーロッパに通じるチャンネルとして、蘭州の戦略地位が顕著になりつつ、東西を受けて南北へと展開する働きをしています。
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